【間質性肺炎】東邦大学医療センター大森病院・呼吸器内科(東京都大田区)

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国内大学発の「間質性肺炎センター」を設置、全国から患者が集まる

 肺の間質に炎症が起こる病気の総称である「間質性肺炎」。間質とは、肺の末端に無数にある肺胞の壁を中心とした組織のこと。間質性肺炎を起こすと肺胞の壁が硬くなり(線維化)、酸素と二酸化炭素のガス交換がされにくくなるため、息切れなどの症状が表れる。ひどくなると在宅酸素療法が必要になる病気だ。

 同科は、間質性肺炎の診断・治療を得意とし、厚労省研究班の代表研究者を歴任してきた名門。今年、国内の大学では初となる「間質性肺炎センター」を開設した。センター長を務める同科の本間栄教授(顔写真)が言う。

「間質性肺炎の原因は、感染症、アレルギー性、薬剤性、膠原病などさまざまですが、中でも原因が特定できない『特発性間質性肺炎』は根治が難しく、国の難病に指定されています。多様性を有するので、間質性肺炎の診療には高度の専門性が求められるのです」

 さらに特発性間質性肺炎には9つのタイプがあり、最も治療が難しく予後が悪いのが「特発性肺線維症(IPF)」だ。

 IPFの有病率は10万人当たり10人で、国内患者は1万3000~1万5000人。50歳以上の男性喫煙者に多いので、発症に「加齢」と「喫煙」の関係が指摘されているという。

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