ダルや松坂も幼少期に実践 裸足と運動神経の不思議な関係

公開日: 更新日:

 イチロー松坂大輔杉山愛ら多くの一流アスリートは幼少期に裸足で遊んだり、毎日のようにマッサージを受けるなど絶えず足裏を刺激する生活を続けていたという。

 果たして、運動神経と裸足とは関係があるのだろうか? 鹿屋体育大学の西澤昭特任教授が言う。

「可能性はあります。毎日裸足ランニングを実施している長崎県内の小学校で2年、4年、6年の児童83人を対象に調べたところ、土踏まずは2年生で94%が形成され、体力テストは学年が上がるにつれ県平均を上回りました。裸足で活動することで、足の裏のメカノレセプターと呼ばれる受容器が刺激され体のバランスが良くなった可能性があります。そのことで足の裏の筋肉が発達。走る、跳ぶ、投げるといった運動能力に関係する、足の指の動きが良くなったのだと思います」

 裸足教育を実践している幼稚園で調査したところ、親指と小指を自分の力で広げる能力が高かった。

風邪対策にもなる?

 子供の運動教室を展開するウィンゲートキッズの遠山健太氏も言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々