兼元謙任さんが振り返る ギラン・バレー症候群の壮絶治療

公開日: 更新日:

 病気がわかる前は「死にたい」とずっと思っていました。イジメられてばかりで生きていても仕方ないと。でも死ぬかもしれない病気になったら、死ぬのが怖くなる。入院中、昨日まで話していた同年代の子のベッドに、翌日は花があったときには「次は俺の番だ」と思いましたから……。

 生きていれば、たまに悪ぶることもありますが、呼吸できること、歩けること、物が持てること、食べられること、便が出ることなどなど、できて当たり前のことが実はありがたいんだと、ボクは身をもって知っています。あの壮絶な治療やイジメを乗り越えてきたので、大抵のことは大丈夫だと思える精神力も養えたと思います。今、こうして会社が続いているのも絶対にそのおかげです(笑い)。

 (聞き手=松永詠美子)

▽かねもと・かねとう 1966年、愛知県生まれ。大学卒業後、京都のデザイン会社に入社。ユニバーサルデザインに興味を持ち、独立を試みたものの失敗。ホームレス生活を経て、99年に日本初のQ&Aサイトサービス会社「㈲オーケーウェブ」を起業。社名変更を経て2018年7月から現職に就く。共著「世界は逆転する!仮想通貨サービス・ICOで世界を変える」(創藝社)などがある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る