こういう風に死ぬんだな…佐藤尚之さんが語る劇症型アレルギー

公開日: 更新日:

 深夜に吐き気で目覚めました。2~3回吐いて「なんか当たったかな」と思ってふと鏡を見ると、顔が真っ赤になっていました。気づくと体中がかゆくて、全身にじんましんらしきものが……。そのうちに息苦しく呼吸音がヒューヒュー鳴るようになってきたので「これはちょっとやばいな」と思い、妻を起こしました。

 妻はボクの顔を見るなり救急病院を調べて電話をしてくれたんです。自分ではそんな大ごとじゃないと思っていたのですが、後で聞くと「危なかった」とのこと。妻がいて助かりました。それが昨年3月23日の深夜、友人5人と外食してから帰宅した後のことです。

 結論からいうと「アナフィラキシーショック」でした。アレルギー反応の最も劇症なやつで、例えていうなら「“恐怖の大魔王がやってきた!”と勘違いして逆上した細胞が、よく確かめもせずに爆弾を撃ってしまった」という感じ。しかも、それを成功体験として細胞が記憶してしまうため、同じ物が体に入れば次は躊躇なく総攻撃を仕掛ける。だから2度目はさらに危険で、20分で死に至った例もあるそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々