著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

ニラはビタミンB1を豊富に含む食材と一緒に取るのがベスト

公開日: 更新日:

 スタミナ野菜といわれるとニラを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そんなニラは朝食に最適です。

 ニラにはたくさんのビタミンがバランスよく含まれますが、朝食べることにより、エネルギーの効率的な消費に役立ちます。

 特にビタミンAが多く、ニラ100グラム中には成人男子の1日に必要な量の9割が含まれ、目・皮膚・粘膜の保護などにつながります。その他、疲労回復に有効なビタミンB1、エネルギー代謝をよくするビタミンB2、免疫力を上げ、抗酸化作用の強いビタミンC、活性酸素を減らし生活習慣病や老化予防に効果があるビタミンEも含みます。

 ニラの代表料理といえばレバニラ炒めやギョーザですが、レバーや豚肉のようなビタミンB1を豊富に含む食材との組み合わせは最強です。

 ニラの独特の強いにおい成分であるアリシンには、水溶性であるビタミンB1を脂溶性物質に変化させ、エネルギー代謝を活発にすることで体内への吸収を高める効果があるとされているからです。

 また、アリシンは、風邪の原因菌やウイルスなどが体内に入ることを防ぐ殺菌作用や、血液をサラサラにして血栓を防ぐ効果や、血行が良くなることによって冷え性にも効果があるので、免疫力増強や疲労回復の効果により、スタミナを増やすことにつながります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い