著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

「奥の方の痛み」「鈍い痛み」は病気のサインの可能性あり

公開日: 更新日:

 一方、子宮筋腫は30~40代で発症が多い。子宮の筋層にできる腫瘍で、悪性化するのはまれですが、月経量が多く生活の質を下げたり、貧血の原因になるので、治療が必要なケースも。ただし、女性ホルモンのエストロゲンが関係しているため、閉経後は腫瘍も小さくなります。

 いずれにしろ、どちらの病気も症状の程度で治療方針が変わります。経過観察の場合は、その病気と付き合っていかなくてはなりません。

 このような疾患を抱えていると、潤い不足の性交痛と違って、奥の方が痛んだり、鈍い痛みを感じたりすることが多いようです。婦人科検診にしばらく行っていない場合は、速やかに専門医に診てもらうことをお勧めします。

 医師から診断後、セックスは継続しても問題ないと言われたら、できるだけ浅めの挿入やあおむけ以外の横向き、うつぶせなど楽だと感じる体位に変えてみると、今までのような痛みを避けられるかもしれません。ぜひ工夫してみてください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋