著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

「補聴器をつけても聞こえづらい」は調整の不十分が原因

公開日: 更新日:

 ある日、うちの新入社員が、お客さまからこんな話を聞いたと話してくれました。

 そのお客さまは高齢の女性で、補聴器をなくされたそう。そこで新しく買い直すために店に来られたのですが、一方で、同じく補聴器をなくした友達は、高額だからという理由で買い直さず、結局は耳の聞こえづらい前の生活に戻ったそうです。

 それまで使っていた補聴器をなくしたとき、買い直すか、それとも購入を諦めるか。

 ひょっとしてその選択は、その人が補聴器を使いこなせているか否かのバロメーターになるのかもしれません。

 聴力は一般的に何十年という長い時間をかけ徐々に悪くなっています。そこに補聴器で急に音を入れるので脳がビックリしてうるさく感じ、煩わしくなるうちに補聴器をつけなくなり、せっかく買ったのに引き出しの中で眠ったままといった方も少なくありません。

 補聴器はつけてすぐ聞こえるようになりません。細かい調整が必要であり、しっかりサポートしてくれるお店を選ぶことが大事です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?