著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

気が付いたら音楽がない生活…それがあるときを境に一変した

公開日: 更新日:

「ミュージックモードにすると高音が割れることなくきれいに聴こえ、臨場感が増しました」

 これは、当社のスタッフがクラシックコンサートに行き、新発表された補聴器のプログラムで音楽を聴いたときの感想です。

 補聴器は「言葉」を聞くためのものです。小さい音は大きく聞き取りやすくし、騒音などの大きい音はデジタル処理で抑制して言葉を聞き取りやすくします。

 一方、音楽はさまざまに重なり合う音の抑揚を楽しむもの。言葉の聞き取りとは真逆の処理を求められます。近年、補聴器メーカーは音楽を楽しむための機械の開発に力を入れています。しかも後からその機能を追加してアップデートでき、補聴器自体をバージョンアップさせられるのですから驚きです。

 当社のお客さんで、この補聴器を購入された方がいました。その方は元レコード会社に勤務されていた73歳の男性で、若い頃はたくさんの音楽を聴いていたのですが、いつしか難聴になり、知らず知らずのうちに音楽から遠ざかっていたといいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑