著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

一般的な「人間関係」が増えるほどストレスは増していく

公開日: 更新日:

 自分の可能性や人脈を広げるために、異業種交流会などに積極的に参加した方がいいと考える人は多いかもしれません。

 前向きな気持ちを持つことはとても大切です。しかし、人にはどうしても向き不向きがあります。たとえば、人間関係における人付き合いのスタイルにおいて、“数”と“質”どちらを優先するかは、人それぞれです。

 本来、質を求める傾向にある人が、「人脈を広げなければいけない」というプレッシャーから、気持ちが乗らないまま異業種交流会などに足を運ぶのであれば、大きなストレスを生み出しかねません。

 そこで参考にしていただきたいのが、京都大学の内田らによる「友だち関係の数と質が幸福感とどう関係するか」という調査(2012年)です。

 この調査は、日本人大学生を対象に行い、学生たちの生活の中で接触する人を、「家族」のような身近な人、「大学の友人」、そして「バイト先などで交流がある人」などの一般的な人間関係に分け、幸福感や体の健康との関連性を調べました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし