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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

一般的な「人間関係」が増えるほどストレスは増していく

公開日: 更新日:

 自分の可能性や人脈を広げるために、異業種交流会などに積極的に参加した方がいいと考える人は多いかもしれません。

 前向きな気持ちを持つことはとても大切です。しかし、人にはどうしても向き不向きがあります。たとえば、人間関係における人付き合いのスタイルにおいて、“数”と“質”どちらを優先するかは、人それぞれです。

 本来、質を求める傾向にある人が、「人脈を広げなければいけない」というプレッシャーから、気持ちが乗らないまま異業種交流会などに足を運ぶのであれば、大きなストレスを生み出しかねません。

 そこで参考にしていただきたいのが、京都大学の内田らによる「友だち関係の数と質が幸福感とどう関係するか」という調査(2012年)です。

 この調査は、日本人大学生を対象に行い、学生たちの生活の中で接触する人を、「家族」のような身近な人、「大学の友人」、そして「バイト先などで交流がある人」などの一般的な人間関係に分け、幸福感や体の健康との関連性を調べました。

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