著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

一般的な「人間関係」が増えるほどストレスは増していく

公開日: 更新日:

 その結果、家族・親戚や大学の仲間など身近な人間関係においては、付き合いの数と質と幸福度の間にはさほど関連はなかったといいます。ただし、身近な人間関係においては付き合いが多いほどストレスが少ない一方で、アルバイト先などでの一般的な人間関係が多くなると、ストレスが増えていきました。これはアルバイトのような付き合いを選べない環境下では、どうしても不満がたまっていきやすいことを示唆しています。

 また、各人に「人間関係を広く求めるか?」「狭くても心地よい関係にとどまろうとするか?」と、どちらの傾向が強いかによって、数と質の評価がどう変わるのか──についても調べました。すると、人間関係を広く求めるタイプの人は、数が幸福感と関係し、半面、狭くても心地よい関係にとどまろうとする人は、質が人生の幸福度と関係していました。

 つまり、後者の傾向がある人は、無理をしてまで人間関係を広げることに幸せを見いだしていない。普段から、狭くても心地よい関係を好むのであれば、異業種交流会などに足を運ぶのではなく、興味のある分野を深掘りしてみる、あるいは仲の良い人と共に行動範囲を広げる。そういった形で自らの可能性や交友関係を探っていった方がいいでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る