自分ががんだなんて思えなくて…囲碁棋士の三谷哲也さん悪性リンパ腫を振り返る

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 あまりのつらさに大の大人が神様に真剣に懇願しました。「これからなんでもします。一生懸命頑張りますから、どうかこの状況から早く助けてください」って。いや~、あれは本当に厳しかった。ただ、今となってはもう喉元過ぎて、あの誓いはどこ吹く風ですけどね(笑)。

 術後、2日目に水が飲めたときはうれしかった。1週間ぐらいで退院して、1カ月ぐらい空けてから抗がん剤治療が始まり、20年の夏には対局に復帰しました。

 退院後、半年ぐらいは定期検査のたびに結果を聞くまで不安でした。というのも、悪性リンパ腫は治療が終わって半年間が最も再発のリスクが高いと聞いたからです。しかも、人生で同じ抗がん剤治療は二度とできないそうで、もし再発したら次は違う治療法を選ぶしかないとも言われました。なので、半年間再発がなかったときは第一関門通過といったところでひと安心しました。

 その後は検査結果にも不安がなく、先生から「三谷さんは大丈夫そうだね」と言われるくらい順調にここまできました。手術した腸の調子も順調です。もともと便秘知らずだったところ、さらに調子がよくなりました。

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