自分ががんだなんて思えなくて…囲碁棋士の三谷哲也さん悪性リンパ腫を振り返る

公開日: 更新日:

三谷哲也さん(囲碁棋士/39歳)=悪性リンパ腫

 もうすぐ治療終了から丸5年が経とうとしています。悪性リンパ腫の場合、何事もなく5年経過すれば、寿命は健常者と同じといわれているので、もうあまり心配はしていません。病気がわかったときのことは、なんだか遠い過去のようです。

 始まりは2019年の年末です。原因不明の腹痛が1週間ぐらい続き、なんかおかしいと思っていたら、仕事先で強い腹痛に襲われました。それまでとは比べものにならず立っていられないくらいの痛みだったので、仕事を急きょキャンセルして近場の内科に駆け込みました。すると検査後、「ウチではちょっと……」と言われ、大きな病院を紹介されました。

 後日、その大きな病院で精密検査をしたところ「悪性リンパ腫です」と告げられたのです。でも、当時の自分はそれがどんな病気かまったく知りませんでした。「何ですか? その病気」と聞いて、先生に「血液のがんです」「ステージ4です」と言われてもピンとこなくて(笑)。

 それまで病気らしい病気をしたことがなく健康には自信がありました。ですから、まさか自分が「がん」だなんて思えなくて不思議とショックや不安はありませんでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ