自分ががんだなんて思えなくて…囲碁棋士の三谷哲也さん悪性リンパ腫を振り返る

公開日: 更新日:

 当時、妻は2人目の子供を妊娠していてつわりがひどいときでした。そんな妻に付き添われて救急車に乗り、夫婦そろってぐったり。申し訳ないと思いながらも、その後はもう自分のことしか考えられませんでした。

 すぐに手術の段取りとなりましたが、腸を空にする必要があり、手術前日から絶飲食になりました。何がつらいって、そこから術後丸1日経つまで一滴の水も許されなかったことです。手術前と手術後の計丸2日間点滴のみで口の中は乾きっぱなし。看護師さんが湿ったガーゼで口の中をたまに拭ってくれましたが、乾きが耐えがたかったです。

■麻酔が切れると激痛が襲ってきた

 術後は管がたくさんつながれて身動きが取れなくて、ただあおむけに寝ているだけ。さらに麻酔が切れ始めると激痛が襲ってきて、「痛い」なんて言葉では足りない。痛すぎて呼吸もうまくできないくらいの苦しみに見舞われて、早く時間が過ぎてほしいと願うばかりでした。でも、「もう1時間ぐらい経っただろう」と思って時計を見てもたった5分しか進んでいなくて……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体