著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

精神面に支障を来す「社会的時差ボケ」とは? 体内時計と社会的時間のずれが原因

公開日: 更新日:

「社会的時差ボケ」が大きいと、体がいつも疲れていたり、集中できなかったり健康面に悪影響が出やすくなります。そこで心掛けたいのが、「柔軟な勤務や学習スケジュール」です。

 これは、学校や仕事の時間を、あなたの体内時計に合わせるように変えるということです。一例を挙げるなら、「夜型」の人が朝早く始まる仕事に行こうとすると大変ですが、テレワークで自分の体のリズムに合った時間に仕事を調節するなどです。自分の体のリズムに逆らって無理やり活動するのではなく、体が一番活動しやすい時間帯に仕事や生活の行動を自分自身で調整するのです。こうすることで、体内時計と社会的な時間のズレが小さくなり、体の負荷が減り、自身のパフォーマンスを維持することができます。

 気を付けてほしいのは、自分が「夜型」の人間であることを自覚しているにもかかわらず、無理やり「朝型」に矯正しようとする試みです。人によって、「朝型」「夜型」の体質(クロノタイプ)は決まっているといいます。それを強制的に変えることはかえって逆効果で、あくまで社会的な時間を、あなたの体質に合わせて少しずつ柔軟に調節していくことがポイントなのです。

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