健診前に脂肪肝から脱却(1)一時の節酒・断酒は効果が薄い!短期間で改善するコツ
■γ-GTP
基準値 男性10~50U/L:女性10~30U/L
肝臓でつくられ、胆汁に排出される酵素。アルコール性肝障害の目安とされ、お酒をよく飲む人が気にしている検査です。ただ、アルコールだけでなく、糖質の取りすぎやストレスでも高値になることもあります。ストレスを抱えながらのヤケ酒などは最もγ-GTPを上昇させることになります。
この3つの検査項目のうち、とくに注意してほしいのがALTです。2023年、日本肝臓学会は奈良市で開かれた学会で、「ALTが30を超えたら、かかりつけ医を受診してほしい」という提言を行いました。この目安通り、ALTが30を超えていたら、脂肪肝になっているのはほぼ確定と言っていいでしょう。
ただ、私は学会よりも基準ラインを低く設定し、ALTもASTも5~16U/Lを理想値にしています。なぜなら、長年肝臓の医療に携わってきて、ALTが10台の後半でもわずかに脂肪蓄積が見られ、ALTが20を超えるともう「軽度の脂肪肝」と言っていい状況にあるからです。そこで、私はALT20~30の場合は「隠れ脂肪肝」の疑いアリとしています。過去の健康診断の数値を見直してALTが20を超えていたら、脂肪肝に片足を突っ込んでいる可能性が高いのです。


















