(1)前年比20%減少で家庭への侵入を防げたのか?

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 では、妊婦の梅毒感染増加の背景となる梅毒感染の流行はいまどうなっているのか? 日本の梅毒患者が最も多い東京のデータを見てみたい。

 東京都第21週時点の新規梅毒患者の報告数は2022年:58件、2023年:63件、2024年:66件と増加した後、2025年:57件、2026年:53件へ減少した。

 特に注目すべきは早期顕症梅毒Ⅰ期である。

・2022年:15件
・2023年:25件
・2024年:29件
・2025年:19件
・2026年:12件

 と、推移している。性感染症専門医療機関である「プライベートケアクリニック東京」名誉院長の尾上泰彦医師が言う。

「Ⅰ期梅毒は感染後数週間から数カ月以内の新しい感染を言います。これが減少しているということは東京都では最近感染した人そのものが減り始めている可能性があるのです。梅毒の流行のピークは過ぎつつあるのかもしれません」

 しかし、重要なのは梅毒の総患者数だけではない。「家庭に侵入した梅毒」が減り始めているのかどうかである。

 その答えを探る鍵は、女性患者や妊婦梅毒の動向にある。=つづく

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