お尻からヒモのようなものがニョロニョロと…生魚から感染、その正体は?

公開日: 更新日:

 近年、魚介類に潜む寄生虫アニサキスが体内に入り、激しい腹痛や吐き気などの症状を起こすアニサキス症の被害報告が増えている。輸送技術が発達し、魚を生で輸送できるようになり、アニサキスも生きたまま運ばれるようになったことが関係している。

「日本人は、刺し身や寿司など魚介類の生食の文化がある。そのため、アニサキス症の発生件数が非常に多いのです」

 こう話すのは、日本感染症学会専門医で、寄生虫症の臨床と研究、海外渡航者の健康管理などに長年関わってきた「グローバルヘルスケアクリニック」(東京・麹町)の水野泰孝院長だ。

 アニサキス症の症状は前述の通り、激しい腹痛や吐き気。記者もアニサキス症になったことがあるが、文字通り七転八倒するほどの痛みだった。

「食品から感染して起こる寄生虫症は全て、食べたか食べていないか、どれくらい食べたかで、感染リスクが変わります。食べなければ絶対に感染しませんし、食べた機会・量が少なければ感染リスクも低い」(水野院長=以下同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢