刻み続けて128年<中野>

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 仙台、神田、そして中野で合計128年。目の前で手彫りをしている職人は、彫り続けて57年になるという。対応してくれた方は5代目で、話しているうちに4代目が、店の奥から出てきた。

 ふと視線を落とすと、近頃は見なくなった象牙の印鑑が。
「ワシントン条約で象牙が輸入禁止になっているので、象牙の印鑑は在庫分だけ。経済産業省から過去に正式輸入作製された製品として認可されていることを示すシールを張っているんです」

 たった一人の職人が手で彫って作るから日数がかかる。「すぐ作れないのなら……」と言う人が少なくないそうだが、よく考えれば、自分の名前を刻む印鑑は、余裕を持って作った方がいい。

 外に出ると、喧騒が襲ってきた。賑やかなブロードウェイ近辺はどうかと、ガヤガヤ俗っぽいエリアに乗り込むことにした。
【世田谷散歩人 和田町夫】

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