台風シーズン 専門家に聞いた土砂災害から身を守る“常識”

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 大惨事となった広島市の土砂災害では、土石流、崖崩れが31カ所で起きていたことが分かっている。ここまでの規模ではないものの、同様の被害は毎年全国で多数起きていて、国交省によると、2013年の土砂災害発生件数は941件、14年は今月7日時点で497件だ。

 まもなく台風シーズンが到来する日本列島。最近は台風が大型化する傾向にあるし、全国で100ミリ以上の豪雨は珍しくなくなった。身を守るために知っておきたい“常識”を専門家に聞いた。

■自治体の警報を待つのは危険

 広島市が最初に「避難勧告」を出したのは20日午前4時15分。判断のタイミングが遅れたと問題になっているが、勧告まで待つべきなのか。

「自治体の判断は遅れることがあるし、警報などが住民に伝わるまでにも時間がかかるので、土砂災害の『前兆現象』をとらえることが重要です。天気予報で豪雨になると分かれば、雨が強くなっていない早い時点で近所の川の様子を確認するといいでしょう。土石流は川に沿って流れることが多いので、指標になります。いつもと比べ、『水が濁っている』『増水あるいは水位が下がっている』『石が流れている』といった異変があれば、勧告にかかわらず避難の検討が必要でしょう」(東京農工大大学院の石川芳治教授=砂防工学)

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