ドイツ人心理学者指摘 日本人女性の「出世」を阻む3つの要因

公開日: 更新日:

 2020年までに女性管理職3割を目指す安倍首相。ところが、女性の多くは男性より出世で後れを取っている。能力の問題なのか、それとも意欲が低いのか――。ドイツ出身の心理学博士・浦上ヤクリン氏(40=慶応大・多摩大非常勤講師)に聞いた。

 確かにドイツはアンゲラ・メルケルという女性が首相を務めていますが、女性の活用が進んでいるとは言えません。企業に占める女性CEO比率はEUの中でも低く、大企業の役員に限れば3%ほど。北欧諸国はもちろん、フランスにも劣っています。

 私はメルケル首相と同じ旧東ドイツで育ちましたが、東ドイツの女性は仕事を持つのが当たり前だったのに対し、西ドイツは「男は仕事、女は家庭」という意識がまだ残っているのです。

 多くの日本人も、古くからの伝統として「男は仕事、女は家庭」と思い込んでいるようですが、よく考えてみてください。この価値観は、戦後以降のことなのです。それ以前の日本は農業生産が主でしたが、女性はほぼ働いていました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福岡知事選で“麻生アレルギー” 学会や九州財界から爪弾き

  2. 2

    籠池氏が久々の爆弾発言「昭恵付職員が財務省室長と面会」

  3. 3

    指導者に興味なしイチローにオリックス「オーナー」就任案

  4. 4

    東京福祉大“消えた留学生”問題を招いた安倍政権の数値目標

  5. 5

    東京五輪で終電延長 鉄道各社が強いられる“ブラック労働”

  6. 6

    北方領土「第2次世界大戦の結果論」というのは暴論である

  7. 7

    ルノーと三菱グループ急接近か 日産含む“3社統合”への思惑

  8. 8

    北が安倍政権を猛批判 米朝破談で逆に日本を「脅威利用」

  9. 9

    故内田裕也さんのロックな人生 破天荒の裏の“冷静と情熱”

  10. 10

    記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”

もっと見る