庶民の魚が60%高…「アジフライ」が食べられなくなる?

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 庶民の“味”に異常事態だ。東京・築地市場で真アジの水揚げ量が激減しているのだ。昨年12月の水揚げ量が前年同期比31%減の877トン。1キロ当たりの平均価格は同60%高の725円になり、過去5年間で最高値をつけた。

 アジといえば家庭の食卓では定番メニュー。定食屋や居酒屋でも、フライ、刺し身と馴染み深いが、今後は手の届かない“高級魚”になってしまうかもしれない。実際、「アジ刺し」をメニューから消した居酒屋もある。

 築地場外でアジフライ定食を820円で提供する「東都グリル」の店主はこう話す。

「ここ最近、確かに仕入れ値がジリジリ上がってきています。アジフライ定食はうちの人気メニューなので、今のところ値上げするつもりはありませんが、今後の状況次第では踏み切らざるを得なくなるかもしれません」

 なぜこうも急激に漁獲量が減ってしまったのか。漁業情報サービスセンターの担当者は「日本有数の漁場である長崎周辺の悪天候の影響」と指摘した。一方で、「温暖化の影響で水温、海流が変化し、アジの回遊コースが沖合に離れた」「乱獲による資源の減少」と指摘する専門家もいる。

 朝食の干物も庶民の手が届かなくなるかもしれない。

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