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正しく汗をかいて熱中症を防ぐ 「暑熱順化」のコツを医師指南

「急に暑くなって頭がボーッとしてきた」――。この数日、こんな声を聞く。東京は梅雨の長雨が続き、先週木曜(9日)の最高気温は20.4度だったが、翌日(10日)は一転して晴れ間が広がり、28.9度に急上昇。11日31.3度、12日32度、13日34.2度とうなぎ上りだ。そのため熱中症で救急搬送された人も増える一方。東京消防庁の管内では10日の21人が11日は56人。12日77人、13日125人と大幅に増加している。

 本来、人間の体には熱さに自然に慣れる「暑熱順化」という現象が起きるが、急激な気温上昇がこれを阻んでいるそうだ。医学博士の米山公啓氏が言う。

「暑熱順化は体が徐々に暑さに慣れ、正常な発汗作用が起きることです。ところが、いきなり真夏になったものだから、体温は上がるけど、うまく汗をかくことができない。暑い国の飛行場に降り立ったときと同じで、めまいや吐き気、意識障害といった熱中症の症状に陥ってしまうのです。この時期を過ぎると、今度はガンガン汗をかき始める。すると体が塩分不足になって自律神経が追い付かず、頭がボンヤリしてきます」

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