厳格検査で罰則強化も効果なし…「欠陥物件」なぜ減らない?

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 10年前、構造計算書の偽造で1級建築士が逮捕された。これを契機にマンション建設の検査が厳しくなり、罰則も強化された。それでも欠陥マンションの問題はなくならない。4年前には川崎のマンションで鉄筋不足などの欠陥が見つかっているし、昨年も横浜市で施工ミスによる傾斜が発覚した。

 ゼネコン勤務時代に施工管理に携わっていた1級建築士の崎山正男氏(仮名)が言う。

「今回問題になったマンションは、山を切り開き、切り土と盛り土をして土地を平坦にしています。このような場所では、数千年かけて積み上げた切り土部分と、数カ月前に即席で盛り土をした部分で、地盤の強さが全然違う。実際に盛り土部分が“沈下”を起こし、手すり部分の“段差”となって、誰の目にも明らかなズレが露呈した格好です」

 国土の狭い日本では、この手の土地に建てられたマンションは少なくない。これがまず、問題の背景にある。

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