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井村屋で最高売り上げ「肉まん・あんまん」ゴールドS誕生史

 ホカホカの中華まん。いよいよ本格シーズン到来だ。スチーマー販売をはじめ、市販用冷凍食品、チルド商品など多様な展開で強さを見せるのは井村屋。日本風にアレンジした「肉まん・あんまん」は1964年発売のロングセラー商品である。昨年は、50周年を記念して大型商品「ゴールドシリーズ」を投入。このヒットにより、同社の肉まん・あんまん類は過去最高の売り上げを記録した。

 きっかけは空の冷凍ケースだった。60年代初めに即席ぜんざい、ゆであずきをヒットさせた井村屋は63年、アイス事業に参入。これがそもそもの始まりで、当時は冬になるとアイスクリームの需要が落ち、小売店のショーケースは空のまま放置されていたことから、冬場はそれを利用して冷凍の肉まん・あんまんを売り出そうと考えたのだ。早速開発に着手。

「あんまんといえば、こしあんに油を加えた中華あんが主流の時代に、井村屋はぜんざいで人気の粒あんを採用。そして、からし醤油を付けて食べるものだった肉まんは、具に味を付け、そのまま食べておいしい日本風の味に仕立てた」(井村屋グループ経営戦略部の小久保聖子氏)

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