事故で有利に 売り上げ急増「ドライブレコーダー」の実力
交通事故の瞬間を記録するドライブレコーダー(DR)の売り上げが伸びている。市場調査会社GfKジャパンによると、2013年の販売数は約30万台だったが15年は約60万台。2年間で倍増した。同社広報部によると「カー用品店やネット販売などで一般のドライバーが購入している数字です。DRの存在を知っている人のうち保有している人は昨年10月時点で16%でした」。普及率はまだ低いようだ。
最近、自転車が車道を走るようになったため、運転時にヒヤヒヤしている人も少なくないだろう。そのためDRを求める動きが活発化しているようだ。カー用品販売大手のオートバックスセブンに聞いた。
「免許取りたての子供のために親御さんが購入したり、夫が奥さんに買う、クルマを買い替えるついでに購入するケースが増えています。DRはマイクロSDカードに映像を書き込み、古い映像に上書きしていく仕組み。フルHD画像だとテレビで再生しても遜色ないほどきれいです。Gセンサーといって、クルマが衝撃を感じた際の20秒間の映像を自動的に保存する機能もあります。店頭価格は7000~3万円台まで幅広く揃っています」(IR・広報部の鈴木政和氏)