「高額=安全」は幻…有料老人ホーム選びの“落とし穴”

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 有料老人ホームの「地獄」を赤裸々に語ってくれたのは、元学校教師のAさんだ。

 認知症がんを患う元医師の兄(80代)は一人暮らし。妹であるAさんは通いで面倒を見ていたが、体力に限界を感じ、有料老人ホームを探した。

「医師の往診がある」「看護師が常駐」「入所者2人に1人のヘルパー」が決め手となった施設の月額費用は約50万円。高額だからこそ安心だとAさんは考えた。

 しかし、その信頼はすぐに裏切られた。

「入所そうそう、兄が一日中ボーッとするようになりました。『認知症で大変だから』と勝手に薬を飲まされていたのです。足が動かなくなり、オムツを着けられ、寝たきりに。入所前はトイレも自力歩行でできていたのに」

 往診の医師はいるが、検査が必要でも「病院の都合」と何日も待たされる。看護師は常駐だが、交代勤務で情報伝達がなされていない。ヘルパーに関しては「入所者2人に1人」とは思えない状況。施設がアピールしていたことは嘘ではないが、真実でもなかった。

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