上田勝彦さん<3> 手段を選ばない国際捕鯨委員会の舞台裏
「一人、空いてるんだ。オマエ、行かないか?」
監督官にそう言われた異色のエリート官僚は、現場が命。断る理由はなかった。余った野球のチケットが配られるような口ぶりだが、行き先は南氷洋。東京から南に1万キロ以上も遠く離れた冷たい海。1994年のことだった。
「半年間の調…
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