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曽我和弘
著者のコラム一覧
曽我和弘

大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。JR大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。

三福(三田)和食も中華も味わえる 珍しい専門店

 和食と中華が一度に食せる店が三田駅前にある。何でもありの居酒屋ならさもありなんだが、これが専門料理店というから驚かされる。「三福」がリニューアルオープンしたのは5月中旬。それまでここは、淡路島由良漁港などから直送される鮮度がいい魚が売りの店だった。同店の西川料理長は当然、和の職人で、彼の作る日本料理も定評があったのだ。

 そこへ寺田料理長なる中華の職人が参加し、和と中のダブル料理長制を採ったのがきっかけ。同店ではまず新鮮な造りを味わい、淡い味の和食を食べてから中華料理へ移行。満足感に浸ったらシメににぎり寿司を食べてほしいと、リニューアル後のコンセプトをつくった。

「和食と中華の融合というと、不思議に思う人がいますが、発信側よりもむしろお客さまの方が自然に受け入れているようで、こちらが思い描いた注文の仕方を実践してくれています」と同店の濵名大樹店長は語る。梅田や難波のような繁華街では何でもありの中途半端な店ととらえられがちだが、ここは飲食激戦区ではない三田駅前。むしろ和食も中華も味わえて得したように感じるのであろう。

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