【みがきみそ】半干しタイプでお手軽に

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独酌 三四郎(北海道・旭川)

 店の人気定番メニュー。派手さはないが、日本酒好きの期待は決して裏切らない。身欠きにしんは、頭や内臓などを取って三枚におろし、中骨を落として干して作られたもの。日持ちのしないにしんの流通を拡大させるため、干物にしたわけだが、最近は半干しや生乾きといわれる硬すぎないソフトなタイプのにしんも売られている。

「この作り方なら水で戻す必要はありません。誰でも手軽に作れると思います。包丁で切らず、手で割いてもいい。いずれにせよ、食べやすい大きさにするので形の整ったものでなく、ふぞろいのお徳用でも十分おいしくできますよ」(女将の西岡美子さん)

 旭川市内のスーパーで真空パックの徳用身欠きにしんを購入した本紙記者。割いて、混ぜて、和えるだけの簡単レシピであっという間に完成した。味噌煮や甘露煮として市販で売られているものとは異なり、味の凝縮された身欠きにしん本来の味わいが楽しめる。

 花冷えのこの季節、ぜひ燗酒のアテに。噛めば噛むほど素直にうまい。

《材料》
・身欠きにしん(半干し) 適量
・みそ、砂糖    各大さじ1
・みりん         少々

《レシピ》
(1)身欠きにしんは皮をはいで、食べやすい大きさに切る。
(2)ボウルにすべての調味料を入れて混ぜ合わせ、①を入れて和える。
(3)皿に盛って出来上がり。

今日の達人 西岡美子さん

▽どくしゃく・さんしろう
 1946年創業の老舗居酒屋。道北最大の歓楽街「三・六街」に店を構え、作家の太田和彦氏からは「北海道一の名居酒屋」と評される。ちょっぴり風変わりな店名は、酒の強かった初代主人が「姿三四郎が柔の六段なら俺は酒呑みの六段」と豪語して名付けたもの。地元客はもちろん、出張族や観光客が訪れるが、喧騒とは無縁。カウンターでひとり、じっくりと杯を傾けてひたすら静かに飲める幸せがここにある。
 テレビドラマ「孤独のグルメ」にも出演した2代目主人が2017年9月に他界。現在は引き続き、妻で女将の西岡美子さんが切り盛りする。利き酒師や日本酒学講師の資格を持つ女将が目利きした日本酒は、いずれも地の旬の食材を使った一品にピタリと合う。

北海道旭川市2条通5丁目左7号(日祝休)
℡0166・22・6751

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