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作家・下村敦史さん 一冊の本を書くのに100冊の参考資料を

 2014年、「闇に香る嘘」で第60回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。今年4月に発売された「黙過」(徳間書店)の評価も高く、今最も注目を集めるミステリー作家の下村さん。その本棚をのぞかせてもらうと、作品のために読んできた資料がズラリ。

「今回の『黙過』では移植医療を題材に扱ったのですが、移植については『闇に香る嘘』のときにもいろいろ調べたんです。なので、それをまた読み返すという形になりました。養豚や尊厳死など、移植以外の資料も合わせて、今回は30冊近くの資料を参考にしました」

 必要な文献を集めるだけでも大変そうだ。

「最近は編集者も助けてくれるので少しは楽になりました。でもデビュー前は、100冊の参考資料を読んで書いた作品もあります。そのときは裁判員制度を題材にしていて、法律の専門書をひたすら読み込みましたね」

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