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西日本豪雨で注目も 洪水ハザードマップの“落とし穴”と限界

 立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)はこう言う。

「水害に見舞われた真備町の一帯は東西から山が迫る谷あいで、谷底にある湖のような土地。地理的にも歴史的にも浸水しやすい地域なのは明白で、ハザードマップで危険性を周知するのは当然です。今回の豪雨災害で問題視すべきは、ハザードマップで注意喚起されなかったエリア。高度成長期に人口が急増し、宅地造成が一気に進んだ影響で、災害に弱い地域にも住宅地が広がった。その一方で、地価への悪影響を避けるため、自治体も地域住民も災害リスクの指摘を嫌がるケースが少なくありません。避難場所に指定される学校や公民館などの公共施設は用地買収コストを下げるため、安価な土地に建てられることが多い。つまり、災害リスクが高い。避難場所は本当に安全な立地なのか、そこまでの経路は問題ないのか。非常に矛盾していると言えます」

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