奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

大阪府出身のノンフィクション作家。2006年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に「ねじれた絆」「魂でもいいから、そばにいて」などがある。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)も。

日本のこだわりを海外の生産者に強要し欧米に“買い負け”

公開日:

 野菜の色や形に異常にこだわるなど、ガラパゴス化している日本の農業。とくに、形に対するこだわりは、外国では考えられないほどだ。

 たとえばトマトである。まず、サイズによって2L、L、M、S、2Sの5種類(地域によって3Lもある)に分けられる。さらに、それぞれ色の違いなどによって秀(A)、優(B)、良(C)の3種類に分けられる。トータルで15通りに細かく分けられ、このサイズに該当しないものは直売するか、売り先がなければ廃棄処分となる。もちろん夜なべしながら選り分けるのは農家だ。

 なぜこんなことをするかというと、形の揃ったトマトだと売りやすいからである。

 ちなみに生シイタケも等級別に4種類、階級別に7種類に分類されるから28通りある。さらにカット野菜は、たとえばみじん切りだと1・5ミリから20ミリまでミリ単位で10段階に分けられる。サイズだけでなく、色、形によっても細かい規格があり、この規格から外れると、やはり「外品」として極端に安くなってしまうのだ。

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