奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

大阪府出身のノンフィクション作家。2006年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に「ねじれた絆」「魂でもいいから、そばにいて」などがある。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)も。

パンとパスタは危ない…輸入小麦は防カビ剤と混ぜられる

公開日:

「お米とパンではどっちが安全ですか?」と尋ねられたことがある。もう十数年前のことだ。このときは迷わず「お米です」と答えた。その理由を説明する。

 日本が小麦を輸入しているのは主にアメリカからだが、タンカーで運べば、日本に到着するまで数カ月かかる。収穫してすぐに運ぶなら問題はないが、投機商品だから値が上がるまで数カ月間貯蔵することもある。その間にアフラトキシンのようなカビが発生したら大損だ。

 ちなみに、アフラトキシンの毒性は、発がん物質であるダイオキシンの10倍以上といわれ、地上最強のカビ毒である。たとえ微量であっても、食べ続けていたら確実にがんになるという猛毒だ。日本の港に着いた時にアフラトキシンに汚染されていれば、廃棄処分するしかない。

 そこで、事前に防カビ剤(農薬)をまいておくのだが、その方法が煙で燻すような燻蒸ではなく、小麦を積んだタンカーのハッチを開けて、農薬をそのままぶっかけて撹拌するという荒っぽさである。

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