奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。近著に「ゆかいな認知症 介護を『快護』に変える人」(講談社現代新書)がある。

パンとパスタは危ない…輸入小麦は防カビ剤と混ぜられる

公開日: 更新日:

「お米とパンではどっちが安全ですか?」と尋ねられたことがある。もう十数年前のことだ。このときは迷わず「お米です」と答えた。その理由を説明する。

 日本が小麦を輸入しているのは主にアメリカからだが、タンカーで運べば、日本に到着するまで数カ月かかる。収穫してすぐに運ぶなら問題はないが、投機商品だから値が上がるまで数カ月間貯蔵することもある。その間にアフラトキシンのようなカビが発生したら大損だ。

 ちなみに、アフラトキシンの毒性は、発がん物質であるダイオキシンの10倍以上といわれ、地上最強のカビ毒である。たとえ微量であっても、食べ続けていたら確実にがんになるという猛毒だ。日本の港に着いた時にアフラトキシンに汚染されていれば、廃棄処分するしかない。

 そこで、事前に防カビ剤(農薬)をまいておくのだが、その方法が煙で燻すような燻蒸ではなく、小麦を積んだタンカーのハッチを開けて、農薬をそのままぶっかけて撹拌するという荒っぽさである。

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