親の介護を苦に自殺…女性より男性が1.5倍も多いのはナゼ
11月22日午後6時45分ごろ、認知症とみられる父親(79)を、神戸市の中国自動車道・赤松パーキングエリアに置き去りにしたとして、大津市の無職の女(46)が保護責任者遺棄の疑いで兵庫県警に逮捕された。
女は「私が面倒を見るより、警察に保護されて施設に入るほうがいいと思った」などと供述しているという。
老親の介護に疲れ、うつ状態に。ふと「いなくなってくれれば」と、よからぬ考えが頭をよぎり……介護うつが高じて自殺、心中というケースも珍しくない。
警察庁の統計によると、介護・看病疲れによる自殺は2015年に243人(男性148人、女性95人)、16年に251人(男性151人、女性100人)、17年に206人(男性123人、女性83人)。気になるのは男性が女性の約1・5倍ということだ。