伊集院静氏が指摘 今の65歳から80歳が日本をダメにした

公開日:

 大人の男がとるべき行動や考え方を指南した人気エッセー「大人の流儀」(講談社)が刊行された。累計185万部を突破したシリーズの第8巻である。著者・伊集院静氏の言葉は厳しく、耳に痛いことも多い。にもかかわらず多くの人が魅了されるのは、その指摘に共感を覚えるからだろう。シリーズ当初から「大人とは」を説き続けてきた。今の日本、大人たちはどのように映っているのか。話を聞いた。

■注意することは大人の義務

  ――今回は「誰かを幸せにするために」というサブタイトルが付いています。どのような思いがあるのでしょうか。

 サブタイトルは編集者が付けたもので、私自身は誰かを幸せにすることはできないと思っています。幸せは目に見えませんからね。ただ懸命にやっていたら誰かの役に立っているんじゃないか、というくらいのものですよ。そのことで、松井秀喜氏から聞いた印象に残っている話があります。彼が中学3年の夏休みで練習がなかったある日、コーチが炎天下でたったひとり、グラウンドを整備しているのを見たそうです。彼は、コーチは毎年こうしていたんだと思って黙って頭を下げた、という。けれどコーチ本人は「何でもないことです。選手にけがをさせたくありませんから」と涼しい顔。目に映らないところで、誰かがひたむきに何かをしている、といういい例じゃないですかね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    五輪イメージ悪化…安倍政権が描く竹田会長追放のシナリオ

  2. 2

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  3. 3

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  4. 4

    「カープに恩義ある」引き抜きを断り続ける目利きスカウト

  5. 5

    「いだてん」低迷は想定内 NHK大河にクドカン起用の狙い

  6. 6

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

  7. 7

    次女コウキのデビュー遠因か…父・木村拓哉が漏らした本音

  8. 8

    稀勢の里“ガチンコ横綱”の限界…過信と疲労蓄積で自滅連敗

  9. 9

    「外交の安倍」どころか疫病神 日露、日韓、日米の無残

  10. 10

    「3年A組」好調キープ 狂気はらむ菅田将暉“演技力の源泉”

もっと見る