田丸昇
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田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

藤井聡太が最終戦の“秒読み”で 解説者泣かせの「毒饅頭」

公開日: 更新日:

 藤井聡太七段(16)は3月27日、竜王戦の4組ランキング戦で中田宏樹八段(54)と対戦した。2018年度の最後の対局であった。

 藤井は、中田の飛車を切る猛攻によって守勢に立たされたが、機を見て反撃して終盤の寄せ合いに持ち込んだ。

 藤井は持ち時間を使い切って60秒の秒読みに追われた局面で、後手6二銀と引いて中田に先手同竜と取らせた。

 しかし、その銀は「毒饅頭」だった。藤井は盤上の駒と持ち駒を駆使し、相手玉を計17手の即詰みに仕留めた。

 対局を放送した「アベマTV」解説の棋士たちが、すぐに発見できない難しい詰み手順だったが、藤井は秒読みの最中に読み切っていたのだ。恐るべき終盤力である。

 藤井は17年度の公式戦で、勝率・対局数・勝利数・連勝の記録4部門ですべて1位に入った。2000年度に羽生善治四冠(当時30)が達成して以来の快挙となった。

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