植松三十里さん<1>友人の親に頼み「an・an」でアルバイト

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 2003年「桑港(サンフランシスコ)にて」で、第27回歴史文学賞を受賞。本人は「遅咲きだ」と強調し、「おばさん四十八歳 小説家になりました」という自伝もある。その後、数々の文学賞を受賞したが、もともとは出版社に勤める会社員だった。

「本を読んだり空想するのが好きでした。夢見がちな少女で、雨の降る庭を眺めながら『雨だれのなかに妖精がいる』と思ったりとかね。その頃から“お話を書く人”になりたいと思っていました」

 大人になるにつれて父親が買ってくる松本清張などのベストセラーやエンターテインメントを読むようになったが、もともとは児童文学を熟読するような少女だったという。

「女子高生の時には有吉佐和子さんの『恍惚の人』を読んで、将来はこういう作家さんになりたいなって思うようになったんです」

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