「麺や庄の」など運営 「麺庄」社長・庄野智治さんの巻<2>
餃子荘 ムロ(東京・高田馬場)
東京・高田馬場のランドマーク・ビッグボックスの脇の道を大久保方面に向かってしばらく歩いて右手の路地を入ると、赤い扉が目印。歴史を感じさせる店構えの通り、創業は1954年だそうです。
1階はカウンターで、2階はテーブル席。この2フロアをご両親と息子さん、もうひとりはアルバイトさんでしょうか。4人で切り盛りされています。
年明けにお邪魔したときは、すんなりとカウンターへ。けっこう混んでいることが多いだけに、ラッキーです。
「お食事のご注文は、この紙に書いて追加がないようにしてください。お飲み物は最初のみこちらに記入し、2回目から追加で大丈夫です」
席につくと、息子さんにそう言われます。料理は、最初のオーダーがラストオーダーなのです。注文を受けると、お父さんが餃子を一つ一つ包んで焼いて、お母さんが一品メニューを作っていきます。息子さんが注文を取り、アルバイトの方が配膳を。ご家族を中心とした分業がすばらしく、人情を感じるのです。