ポケットに手は卒業! 冬のスーツ姿に手袋がマストな理由
街中にはポケットに手を突っ込み、背中を丸めて歩くサラリーマンが少なくない。なぜ手袋をしないのだろうか。手袋をするだけで背筋がスーッと伸び、冬のコートやジャケット姿もシャキッとキマるというのに。
手袋は「寒さ対策」として有効なのはもちろんだが、ポケットを使わなくなればジャケットやコートの形崩れ防止にもなる。それに中高年ともなると、転んだときにとっさに手が出ないのは危険だ。安全性のため、つねに両手を空けておくのにも、手袋はこの季節にマストなアイテムと考えたい。
手袋の選び方はこうだ。ニットや化繊のものはカジュアル用で、スーツやジャケットにネクタイをして出勤するなら革製に限る。その際、羊革の手袋を選ぶと、軟らかくてフィットしやすく、手元も上品に見える。牛革は少々武骨な場合が多いものの、カジュアルにも合わせられる。手袋の素材として最高級は「ペッカリー」と呼ばれる野豚の革だ。