無責任という大罪を犯した者には「地獄行き」の印を押す

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 人間という生きものには、未来を楽観したいという習性があるようじゃな。迫り来る危機についても、それを感じていながら、腹のどこかで、何とかなるだろうと高をくくっている。この根拠なき自信に居直る人が、恐らく多数派じゃろう。別の見方をすれば、現実と対面するのが怖いので、対策を先延ばしにしてしまう。結果、悲惨な大波にのまれることになる。

 ナチス・ドイツがパリに侵攻する前夜、フランスの上流階級は、ダンスパーティーで踊りまくっていたそうじゃ。周辺諸国はすでに占領されていたが、フランスだけは大丈夫だと楽観しておったんだな。

 日本社会も同じじゃ。高齢社会の到来は、数十年も前から算数のように分かっていた。それが、今になって医療がどうの、個人預金がどうのと慌てふためいておる。

 日本の原発は、危険な地震帯に立っている。大地震がきたらアウトだと分かっておった。東日本大震災の1週間前には、福島に大津波がくる予測が出ていた。それでも、国も東電も何の手も打たなかった。結果、福島と周辺の県は完全に汚染が消えるまで、数万年を待つことになっちまった。もっとも、それまで日本国が存続できるかどうか?

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