65歳を過ぎ仕事が漸減…夫婦の年金を加えても家計は赤字に
【E家の現状】夫(65歳)は自営業。現役で働く。妻(65歳)は専業主婦。息子(24歳)は社会人で同居中。
Eさんは若いころから、細々と自営業(個人事業主)を続けてきました。建設関係です。20年ほど前の景気のいいころは、人を雇ったこともありましたが、基本は1人で仕事を請け負う、いわゆる“一人親方”です。
ただ、65歳ともなると仕事は減り、毎月の収入は20万円を切るような状況。年金収入は国民年金だけで夫婦合わせて11万円弱。家計的には合計約30万円ほどの収入です。
体が動くうちは仕事を続けるつもりでした。月に20万円ほどの収入があれば、夫婦2人ならやっていけると考えていたそうです。ですが、最近、家計は赤字になりがち。“少し計算が狂ったな”と思っています。
詳しく話を聞くと、仕事の道具など経費となる部分も全て家計の中に入れていました。経費の金額は毎月7万円以上。家計と区別せずに支払っていたので、総額がいくらかも把握していません。