<49>熊本城を築城 名手・加藤清正は土木にも精通していた

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 戦国武将の加藤清正といえば、「日本三名城」に数えられる熊本城を築城したことで知られる。子供の頃から秀吉につかえ、27歳で肥後北半国の大名となった。「賤ケ岳の七本槍」のひとりで、乱暴者の福島正則らと一緒に対立した石田三成暗殺を企てるなど血気にはやるイメージが強い。

 だが実際は官僚としての能力も高く、農業用水路の整備などで手腕を発揮している。領内を流れる川に堰を設けて流れを変え、効率的に田畑に送水するかんがい事業を手掛けた。その面積は3470ヘクタールで、東京ドーム738個分の広さになるという。

 また、用水路を壁で仕切った上で底に穴を開け、川底の流れを速くすることで、阿蘇山の火山灰が堆積するのを防ぐ工夫も施したりしている。

「加藤清正は熊本城を築城する際に、スペアの材料を川の中に沈めていたって逸話が残ってる。この部分の木が腐ってダメになった時は、これと取り換えろって、ちゃんと用意してたっていうからすごい人だよ。天才的だね。城造りがうまいっていうのは、土木に精通していたってことなんだよ。だから治水事業も得意だったんだろう。強い武将は土木が達者。その原型は墨子だ」

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