【チーズトマトの包み焼き】アンチョビーで洋風なコクを

公開日: 更新日:

都映(東京・芝大門)

 油揚げに納豆を挟んでこんがりと焼く。ただそれだけなのに、大豆のウマ味とネギの香り、油揚げの香ばしさに加え、からしがアクセントになり、しみじみとウマい。そんな定番の居酒屋メニューを洋風にアレンジしている。

「油揚げの中に入れるのはスライスしたトマトとピザ用チーズ。この意外な組み合わせが油揚げに合うんです」

 そういわれてみると、カレーやラタトゥイユ、チリコンカンなど豆とトマトを合わせた料理は世界中によくみられる。そこにチーズを重ねることも日常茶飯事だ。ならば、豆そのものの代わりに油揚げを使ってもハズレはないということだろう。

「好みでタバスコをかけてもおいしいですよ」

 つまんでスナック感覚で食べられるのも、手軽でいい。ノリは、ほとんどピザだ。アイデア勝利の裏に一工夫があった。

「油揚げをカットしてから、爪の先程度のアンチョビーを加えます。あの独特の風味でコクが増すんですよ」

 口に入れたときの、トマトでもなく、チーズでもない、洋風なコクの正体はアンチョビーか。材料さえあれば、いつでも簡単にできる。もう一品ほしいときにすぐできるから、覚えておくと便利だ。

《材料》
・油揚げ 2枚
・トマト 適量
・チーズ 適量
・アンチョビー 少々

《作り方》
(1)2、3ミリの厚さにスライスしたトマトを4枚用意する。
(2)油揚げの口を開く。油揚げ1つにトマト2枚と適量のチーズを詰める。
(3)トースターで油揚げがきつね色になるまで焼く。
(4)油揚げを半分に切ったらそれぞれにアンチョビーを加えて出来上がり。

▽水谷大輔(みずたに・だいすけ)
 近所の老舗割烹の板前さんに秘伝のレシピを教わるという愛されキャラ。学生時代にサッカーで鍛えた体力を生かし、自転車をこいで豊洲市場や食肉市場に通い、魚介や精肉、モツなど新鮮食材を仕入れている。

▽都映(みやこうつし)
 定番メニューも日替わりメニューも、多くはワンコイン。東京タワーのお膝元・芝大門という都心にあって、良心的な価格でありながら、魚も肉も野菜も厳選素材を仕入れ、丁寧な仕込みで常連客が絶えない。

東京都港区芝大門1―11―9
℡03・3431・5502
土日祝定休

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