梶山桂さん<3>コロナで会社ピンチ 再び前線に立ち陣頭指揮
梶山桂さん(76歳・慶応大経済学部卒)#3
41歳のときに起業した適性検査の専門企業ヒューマンキャピタル研究所。梶山さんは64歳で一線から身を引くことにした。毎日出社するが、口は出さず、リタイア気分の会長職的日々を送ることにした。仕事一筋だった生活もあらためた。
まず、65歳で囲碁を始めた。二十四世本因坊秀芳の石田芳夫先生に指導を仰いで11年。今は五段の腕前だという。
「囲碁のほかに趣味といえば、コンサートやオペラの鑑賞に出かけること、落語を聴くこと、山登り、スキー、そしてゴルフ。実は10年前に腰を痛め、好きなゴルフも年に4~5回しかいけない年が続きました。しかし、2年前に腕のいい整体師に出会い、1回の施術でウソのように治りました。それ以来、ゴルフは月に2回。このごろはスコアも80台が出ます」
奥さんとは、日本ユニバック(現・日本ユニシス)を退社した直後の失業時代に知り合い結婚。ふたりの娘さんに恵まれ、孫もひとり。誕生会など家族で集まる機会も多く、にぎやかな楽しい日々を送っている。資産運用も信頼のおける優秀なFP(ファイナンシャルプランナー)に任せ、万全だという。