加納誠さん<1>もうすぐ第二の定年を迎える物理学者の半生

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加納誠さん(75歳・東京理科大卒)#1

 今回登場の加納さんは東京理科大の助教授や山口東京理科大の教授を歴任した物理学者である。65歳で定年となり、教授から非常勤講師になったのを機に、足場を物性物理学から環境物理学に移している。話が、最近の異常気象をもたらしている地球温暖化のことになった時、こう語った。

「人類のおごりでしょうね。地球温暖化も、コロナ禍にしても」

 温暖化の進行は深刻で、海面水位も上昇し自然災害も深刻化し続けている。早く手を打たないと、世界は破滅しかねないとまで、加納さんは警告する。

「水槽に熱いお湯を入れ、そこにカエルを入れれば、びっくりして飛び出してしまいます。しかし、最初は水で、じわじわと温度を上げていくと、あれ、おかしいと思った時には腰が抜けて動けず、カエルは茹で上がってしまいます。これは、元アメリカ合衆国副大統領で『不都合な真実』を著したアル・ゴアの有名な話です。多くの知識人が『人類も茹でガエルになる』と警告を発しているのに『大丈夫だよ』と耳を貸さない。温暖化を否定する大統領もいる。気づいた時には手遅れになると思いますね」

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