小池知事“ひとり相撲”で泥縄の大誤算…情弱で対応周回遅れ
新型コロナウイルスの重症者が24日、過去最多の345人に達し、感染再拡大の引き金となった「Go To トラベル」がようやく見直しだ。医療体制が逼迫しつつある北海道の鈴木知事や大阪府の吉村知事らの要請を受ける形で、菅政権は札幌市と大阪市を目的地とする新規予約の一時停止を決定。来月15日まで実施される。
一方、「国の施策だ」と政府に運用責任を押し付けてきた東京都の小池知事はひとり相撲の末、泥縄状態だ。
24日の小池劇場はドタバタだった。新型コロナ担当の西村経済再生相、菅首相と相次いで会談したが、こだわっていた「国の判断によるGo To トラベルの一時停止」の言質は引き出せず、スゴスゴと退散。「国のさまざまな情報の詳細が十分伝わっていない部分もあったので、菅首相とも確認させていただいた」と口ぶりは強気だったが、トラベル事業を管轄する赤羽国交相に「どちらの判断かという不毛なことではない」とチクリとやられるカッコ悪いオマケまでついた。