神楽坂淳
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神楽坂淳作家

「うちの旦那が甘ちゃんで」(講談社)、「金四郎の妻ですが」(祥伝社)などの著書がある。

寒かった江戸の「お酒」事情 砂糖が重宝され今よりも甘い

公開日: 更新日:

 最近は、東京もとにかく寒いが、江戸時代は今よりも寒かった。そもそも地形が違う。現在のように埋め立て地が少ない。海が近いだけに、海風の寒さがある。おまけに正月明けの江戸はつむじ風が多かった。

 今よりも気温も低く、風も強く、そして暖房器具もない。防寒具といえば綿しかないが、この綿というのは現在のわれわれが知っている綿とは違うらしい。今の綿は全部外国の種類の綿で、江戸時代に人々が使っていたものではない。本物の日本の綿は少し優れていたようだ。当時の綿の復刻が計画されているので、そのうちまたお目にかかれるかもしれない。

 結果として、寒さ対策は温かい食べ物と酒だけが頼りだ。

 当時、酒といえば日本酒と焼酎ぐらいである。種類は案外と多い。例えば葡萄酒という酒がある。ワインではない。山葡萄を砂糖と一緒に焼酎に漬け込んで熟成させたものである。果実酒に関しては、今以上にはやっていたといってもいいだろう。その他にも、芋酒屋という芋焼酎の専門店もあった。買うこともできるし、その場で飲んで温まることもできる。

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