高額情報商材は時代とともに変化 “真贋”の見分けが困難に
最近の副業ブームに乗じて、副業詐欺・在宅ワーク詐欺がクローズアップされているが、実は長年にわたり消費者庁や国民生活センターは悪質な「情報商材」について注意喚起をおこなっている。
情報商材とは、主にインターネット通販を活用して、副業や投資、ギャンブルなどで高額収入を得るためのノウハウと称して販売されている商品だ。商品といってもPDF形式などの電子媒体やDVDなどの映像媒体、塾のような講座形式のものまである。金額も数千円から数十万円もするものまでさまざまだ。
昔の情報商材は見分けがつきやすかった。なぜなら情報商材を取り扱ういかにもなプラットフォームで販売されることが多かったからだ。しかし現在は、巧妙に情報商材とわからないような形で販売されていることも多い。
PDF形式で提供されていた情報は、記事単体で販売することが可能なnoteで販売されるようになった。高額な塾は、月額課金型(サブスクリプション)のオンラインサロンへ。低価格の電子書籍や、無料で視聴できるYouTubeを使って見込み客を集め、メールマガジンやLINEに登録させ、高額の商材を販売するパターンもある。