ノーベル物理学賞・真鍋淑郎氏の「カタカナ英語」が日本人の理想に最も近い
12月に授賞式が行われるノーベル賞。物理学賞に決まっている米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎氏(90)は、記者会見で日本の「同調圧力」について語るなど、情報番組などでも大きく取り上げられた。
印象的だったのが、在米歴40年ほどの真鍋氏が話すゆっくりと聞き取りやすい英語。お世辞にも“流暢”とはいえないにもかかわらず、時に多くの記者から笑いを誘っていたことだ。
「このレベルで通じるのか?」という声も聞かれたが、実は真鍋氏が話す英語こそが、日本人の理想に最も近いという。
「英語を習得しようとする人の多くは、ネーティブのような流暢な英語をイメージしますが、真鍋さんが話す日本語なまりの『カタカナ英語』の方が、日本人にとって習得しやすいのです」
こう話すのは「捨てる英語勉強法」(明日香出版社)の著者で、エグゼクティブ向け英語コーチの関口千恵さん。関口さん自身もノンネーティブで、TOEICテストで990点(満点)を取得している。