田中幾太郎
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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

中学受験は何年生からどのくらい真剣に準備すればいいのか?

公開日: 更新日:

 現在、都内では小学生の4人に1人が中学受験をする。公立中学に進んで3年後に高校受験、さらにその3年後には大学受験というスケジュールは、生徒たちにとって、あまりにも負担が大きい。余裕をもって大学受験に臨める中高一貫校を目指す動きが加速しているのだ。

「2008年のリーマンショック以降は、各家庭の経済力の落ち込みもあって、中学受験も減少傾向にありました。13年あたりを境に日本経済が上向きだすと、中学受験がV字回復しだした。そんな中、新型コロナウイルスが猛威を振るい始め、再び減少に転じるかと思っていたら、そうではなかった。将来への不安から、子どものためにできることはやっておきたいという親が増えているのです」(大手学習塾幹部)

■「4年生から」の根拠

 子どもに中学受験をさせる場合、いつから準備をすればいいのだろうか。現実には、4年生から学習塾に通わせるパターンがもっとも多い。なお、中学受験を前提とした大手学習塾で「4年生から」といった場合、「新4年生=3年生の2月」を指す。

「狙う学校、小学校での成績にもよりますが、4年生からというのは根拠のあること」と話すのは、中規模の学習塾の経営者。半世紀前から受験業界に関わってきて、その移り変わりを間近で見てきた人物だ。

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